【インプラント】奥歯2本の費用相場は?信頼できる歯科医院を選ぶ条件を紹介
監修者情報
- 国際インプラント学会認定医
- 国際口腔インプラント学会
- 顎咬合学会認定医など
はじめてお越しいただく方は、歯医者に対して不安をもたれているかもしれません。
当院は常に患者様を第一に考え、不安を取り除き安心して治療をお受けいただきたいと考えています。
まずはカウンセリングを行いますので、お気軽にお口のお悩みをお聞かせください。
インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込み、人工の歯を装着することで天然歯に近い状態に戻すことができる治療です。
しかし、場所や本数によって費用が高額になることもあるため、費用相場が知りたいと考えている方も多くいらっしゃいます。
この記事では、インプラントの費用相場と歯科医院を選ぶ条件、費用を抑える方法をご紹介します。
インプラントの治療を考えていて、費用相場を知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
インプラントとは
インプラントは英語で「Implant」といい、「植え付ける、吹き込む、差し込む、移植する」などと訳されます。
つまり、インプラントは歯の治療というよりも、体内に医療器具や材料を埋め込む治療ということになります。
歯科インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋め込むことを言い、事故や歯周病、虫歯によって歯を失ってしまった方や、先天的に歯がないという方が受ける治療です。
顎の骨にインプラント体(人工歯根)を埋め込み、そこにアバットメント(義歯の連結部分にあたる部品)を取り付けて義歯を被せます。
義歯をしっかり固定できるため、本来の自分の歯と同じような感覚で食事をできることが大きな特徴となります。
インプラント治療についてもっと詳しく知りたいという方は、こちらのページもご覧ください。
インプラントの費用相場
インプラントは自由診療となるため、歯科医院によって費用が異なりますが、大切なのは大体の相場を知って比較することです。
ここからは、インプラントの費用を確認するうえで重要なことや、奥歯2本の費用相場をご紹介します。
必ず内訳と総額の確認をする
インプラント治療では、必ず見積もりの内訳と総額を確認するようにしましょう。代表的な項目は以下の3つです。
・診断料や検査料(1,500~50,000円程度)
・手術費用(150,000~350,000円程度)
・人工歯費用(40,000~200,000円程度)
※カッコ内の数字は奥歯1歯にかかる費用相場です。
見積書には必ずこの3つの項目が記載されているかをチェックし、費用が税込みであることも確認するようにしましょう。
上記費用の他にも、抜歯の必要がある場合や治療中に仮歯を取り付ける場合などは、別途費用が必要となります。
明らかに料金が高い場合や低い場合、上記の項目が見積もりに含まれていない場合などは、歯科医師にその理由を尋ねるなど、細かくチェックすることをおすすめします。
奥歯2本の費用相場
奥歯は小臼歯から大臼歯までの歯のことを指します。
一番後方にある親知らずは歯のスペースの狭さや、抜歯しても咬み合わせに問題が生じないことからほとんどインプラント治療をすることはありませんが、親知らずの手前の歯は食事が不便になるなどの理由からインプラント治療をする方が多いです。
奥歯2本の費用相場は以下のようになります。
・診断料や検査料(15,000~50,000円程度)
・手術費用(300,000~700,000円程度)
・人工歯費用(80,000~400,000円程度)
奥歯2本のインプラント治療は、800,000~1000,000円程度となることが多く、前述したように別途費用が発生する場合もあります。
また、麻酔費用が手術代に含まれているケースもあれば、別途請求されることもあるため、手術を受ける前に確認すべき項目として覚えておきましょう。
費用だけで歯科医院を選ぶリスク
インプラントにかかる大体の費用が把握できると「なぜ格安インプラントが存在するのか?」という疑問が生じます。
費用が高額になる理由として、使用される製品やメーカーの種類、医師の治療技術、アフターケアの内容などが含まれていることが挙げられるため、あまりにも価格が安い(平均相場よりも低い)場合は注意が必要です。
安いインプラント治療がすべて悪いというわけではありませんが、前述したように見積書の項目や、アフターケアが充実しているかなどを事前に確認する必要があります。
高額になるインプラントなので費用で選びたくもなりますが、安価な歯科医院の場合は見積書に必要な項目が記載されていないなどの場合もあるため注意しましょう。
インプラント治療で信頼できる歯科医院を選ぶ条件
インプラント治療は高額になるため、費用面だけで歯科医院を選んでしまいがちですが、顎に器具を埋め込む手術となるため、少しのミスが術後の経過に大きく影響することもあります。
ここからは、どのようなことに注意して歯科医院を選ぶべきか、信頼できる歯科医院を選ぶ条件をご紹介します。
インフォームドコンセントを徹底している
インフォームドコンセント(informed consent)とは、これから行われる治療に対して歯科医師が詳しい説明をし、治療を受ける方が歯科医師の説明した医療に同意することを言います。
インフォームドコンセントでは、主に以下のような項目について説明が行われます。
・検査結果や病態、病名、治療方針
・インプラントの治療についての説明(メリットやデメリット)
・インプラント以外にどのような治療の選択肢があるか
・インプラントを含めた口内の治療スケジュール など
患者さんがこれらの説明を納得いくまで受けられることや、質問に丁寧に答えてくれる歯科医師を選ぶことが、インプラント治療を行う歯科医院を選ぶうえで非常に重要です。
また、治療に関してはメリットだけではなくデメリットもしっかり説明してくれる歯科医師を選び、万が一不具合が発生した場合にアフターケアを行ってくれることを確認しましょう。
歯科医師の経験が豊富
インプラントは外科手術です。そのため、数ミリのズレでも術後の経過に大きく影響を及ぼすことがあります。
歯科医院のホームページなどで以下のことを確認してみましょう。
・日本口腔インプラント学会に所属している
・日本口腔インプラント学会の専門医または指導医である
・インプラント科や専門医としての勤務経験が長い
日本口腔インプラント学会専門医とは「社団法人 日本口腔インプラント学会」が、インプラント治療に関する知識や経験をもっていると認めた歯科医師に交付される資格認定制度です。
インプラントの標準的な診断や治療方針の選択、適切な処置が行えるなどと見極める指標の一つとして、覚えておきましょう。
さらに「国際口腔インプラント学会」「ICOI(International Congress of Oral Implantologists)」に所属、認定されていることも指標の一つとなり、世界最先端のインプラント治療を行っている証でもあります。
より高度な技術力を求める方は、国際口腔インプラント学会の認定医がいる歯科医院を選ぶことをおすすめします。
インプラントの費用を抑えるには?
インプラントは高額な医療費がかかる治療ですが、医療費控除や高額療養費制度を利用することで、インプラント治療の費用を抑えることができる場合があります。
ここからは、医療費控除や高額療養費制度についてご紹介します。
医療費控除の対象になるか確認する
医療費控除とは、以下のいずれかの場合に医療費の一部が戻ってくる制度です。
・1年間にかかった医療費が10万円以上の場合
・総所得額が200万円未満の場合で、総所得金額×5%を超えている
医療費控除の計算方法は「その年に支払った医療費-保険金などで補填される金額-10万円または所得金額の5%」となります。
詳しくは国税庁のホームページで確認することができます。
その年に支払った医療費は、自分だけではなく生計を共にする家族も対象となるため、覚えておきましょう。
高額療養費制度の対象になるか確認する
高額な医療費がかかったときの制度として「高額療養費制度」というものがあり、保険が適用されてインプラントの治療を行った方は対象となるケースがあります。
歯科医院や病院などで支払った金額が、1か月で一定額を超えた場合に、その超えた額を国が負担してくれるというものです。
一定額は収入や年齢によって異なるため、詳しくは厚生労働省のホームページで確認してみましょう。
まとめ
インプラントの費用相場と歯科医院を選ぶ条件、費用を抑える方法をご紹介しましたが、参考になりましたか?
インプラントは高額な医療となるため、ご紹介したポイントを抑えて技術力の高い歯科医師が在籍する歯科医院を選ぶ必要があります。
初台駅から徒歩1分の「内藤歯科」では、歯科医療における幅広い知見をもった院長が難しい症例にも対応させていただきます。
国際インプラント学会の認定医である院長をはじめ、国家資格を有する歯科衛生士が常駐して患者さまのお悩みを解消いたします。
インプラント治療を検討している方は、患者さま一人ひとりに寄り添う「内藤歯科」まで、ぜひご連絡・ご相談ください。