インプラント認定医講習
週末に、ICOI(国際インプラント学会)認定医講習を受講しました。
以前はICOI(国際インプラント学会)の本部のある、アメリカのシカゴやフロリダやラスベガスや、カナダのバンクーバーなどによく出かけていたので、そのころが懐かしいです。
現在は歯科の学会も、多くがリモート形式でなされるようになり、大変便利ではありますが、現地の雰囲気が感じられないのは、寂しい感があります。
その昔、ソウルでは自動小銃を担いだ兵隊に出くわしたり、ローマでは、目の前をスピードを出しすぎたらしいフェラーリが激突したりしていて、お国柄というものを感じることがよくありました。リモートは安全で便利ですが、人と人との交流がないのは寂しいものです。
今回のインプラントの講習のテーマは、「インプラントの良好な長期経過」。インプラントも、治療方法としては広く認知されるようになりましたが、「このインプラントはあと何年持つの?」というところはまだ実際よくわかりません。私の臨床ケースでは、もう25年以上の経過例も出てきましたが、まだインプラント周囲の骨吸収も起きることなくオペ当時のまま維持されています。
一般に10年以上の経過を、予後良好の一つの指標としますが、初台内藤歯科では、インプラントは、それ以上の経過を十分果たしているケースがほとんどです。ただし、予後良好のケースはほとんどの方が、メインテナンスを欠かさない方たちばかり、であることも事実です。お口のQOLを守るためには、私たち術者と、皆様の協力が必要であることは間違いありません。