顎咬合学会2024参加
今年も顎咬合学会参加してまいりました。
認定医の資格更新のためにも必要な知識技術習得の場です。
咬合治療、修復治療、歯周治療、インプラント治療、審美治療、再生治療、など各分野の最先端の情報が発表され、非常に有意義な2日間でした。
今回特に興味があったものの一つに、IOS(口腔内スキャナー)の発表がありました。
いままで型採りで苦しい思いをされていた方にとっては、苦しくない型取り方法である口腔内スキャナーは、非常に大きな朗報です。ただし型採り用のスキャナーによるデジタル化だけではなく、CTデータや、顔貌写真データとの重ね合わせ(Super impose法)により、咬合位の計測や評価を行うことができるのではないかという研究が進んでいます。この咬合位のデジタル評価には、今後大きな可能性がありそうです。
難しい話にはなりますが、歯を製作するときに、審美的なきれいな歯を作るのに、欠かせない技術や知識の一つだと考えると、分かりやすいでしょう。「せっかく歯を作るのに、出っ歯じゃいやでしょ!」というと理解しやすいでしょうか?
ただしこの技術は旧式のものを含めると、もう30年以上前から発表されています。いまだに広く普及したスタンダードな方式ではないことには注意が必要です。簡単に言うとデジタル処理における誤差が、まだ無視しうる範囲ではないほど、大きく出ることがある、ということにあります。ここも誤差を修正するための様々な手段が開発されてきて、確実に少しずつ進歩はしています。しかしいまだにデジタル処理に誤差は生じないと主張される、不思議な研究者の方も散見されますが、例えば初期のカーナビが、なぜかマイカーが海上を走っている位置を示すことがごくまれにありましたが、そのようなときに、「これは何かのミスだな?」と気が付く頭が必要です。例えばカーナビを使って、近くのスーパーまで車で行くのに、残りあと4万キロと表示されていたら、地球儀とメートル法の原理を思いだすと解決できるかもしれません。近くのスーパーへ行くのに車で太平洋を越えていく必要はありません。
きれいな口元にするには、咬合、審美、Digital dentistry 、いろいろな知識技術が必要とされます。歯並びが気になる方はぜひ初台 内藤歯科にお問い合わせください。
初台駅の歯医者「初台内藤歯科」徒歩1分で無痛治療 (e-shikaiin.com)