ストローマンインプラント、スペシャリストに認定されました。
初台内藤歯科院長は、世界4大インプラントメーカーの一つ、ストローマンインプラント日本支部より、インプラントのスペシャリスト試験に合格し、先日、認定証を頂きました。
これで、歯科インプラント関連の専門医の認定医合格は、ICOI(国際インプラント学会)、ISOI(国際口腔インプラント学会)、顎咬合学会、ストローマンインプラントスペシャリスト(ストローマンインプラント)と、4個目となりました。本部はそれぞれ、アメリカ、ドイツ、日本、スイス、など世界各地にあるため、歯科インプラントの研修のために、世界各国を常に飛び回ってきたように思います。
海外に歯科インプラント等の、先端技術の研修に行くようになった発端は、約30年ほど前の、1994年のソウル、ヒルトンホテルにおける、世界各国のインプラントのスペシャリストが集った、ストローマンインプラント主催の、当時の歯科インプラントの最先端技術の研修会で、ゴアテックスメンブレンとミニスクリューを用い、歯肉弁の側方切開を用いた再生療法を応用したGBR研修から始まりました。
ソウルは私にとって、初めての海外研修で、成田では30分前に到着し余裕を持っていたところ、グランドホステスさんに、いきなり、「走れ!間に合うかもしれない!」と怒鳴られ、ソウルに向けての飛行機に乗るため、猛ダッシュしたのも良い思い出です。
以後は毎年のように海外の歯科関係の学会に出かけて、歯科研修に参加してまいりましたが、昨今のコロナ禍の影響で、わざわざ海外に行かずとも、リモートでも一部は、歯科の最先端知識の習得ができるようになり、大変便利な世の中になりました。
https://www.iti-japan.org/specialist/list/
https://www.facebook.com/groups/1718898918164455/
ストローマンインプラント、
本部はスイスにあります、スイスのみならず香港、シンガポール、ソウル、など各地で研修を受けてきました。
特に30年近く前にソウルで初めて「インプラントオペのゴッドハンド」と称されているダニエルーブーザー教授(当時はベルン大学助教授でした)とお会いして、オペを見せてもらった時の衝撃は忘れることができません。実に美しいオペでした。その後も世界各地でインプラントのオペを見せていただき、インプラントオペのGBR(骨造成)等の様々な研修を受けてきました。当時はまだ、DRダニエルブーザーも世界的名声がとどろく前でしたので、私は全く予備知識もなくお会いしたので、当時の私は、こんなにも美しいオペをできる人が、海外にはいるということに、驚きを隠せませんでした。また初めてお会いした当時は、私もまだ20代でしたので、DRダニエルブーザーは、「日本ではこんな子供がインプラントのオペをするのか?」と驚いたようでした。どうしても日本人歯科医は海外では幼く見えるようで、世界各地で同じようなことを言われたものでした。
ストローマンインプラントと言えば、世界最先端の歯科インプラント体の表面性状(SLAアクティブ)及び表面処理により、骨結合の獲得がほかの歯科インプラントシステムより圧倒的に早く、その昔インプラントの生みの親である、DRブローネンマルクが開発した歯科インプラントは、インプラントオペ後の骨結合に6か月かかりましたが、現在のストローマンインプラントの最先端の表面性状である、SLAアクティブでは、実に1.5か月で骨結合が完了いたします。しかもインプラント体と骨との結合がより強固であり、オペ直後の初期安定性以外にも、インプラントの長期安定性にすぐれていて、よりインプラントの長持ちが期待できます。またチタンとジルコニアというストローマン独自の合金の開発などにより、従来のチタン合金よりも強度がさらに向上し、歯科インプラント体がより破折しにくくなり、安心で安全なインプラントのオペの実現、及び長期の安定性を向上させ、世界で最も進んでいる歯科インプラントメーカーと言っても過言ではないでしょう。
https://www.icoi-japan.jp/clinic/tokyo/
ICOI(国際インプラント学会)
アメリカに本部がある学会で、シカゴ、ラスベガス、バンクーバーなど主にアメリカ各地で研修を受けてきました。とても研修も厳しいことで有名な学会で、厳しい研修をこなしていかないと認定医の更新ができません。ICOI(国際インプラント学会)では、一度、歯科インプラントの専門医資格が認定されたら、自動的に更新されていくわけではないのです。認定のために1コマごとに「verification code」(認証コード)という出席確認用番号が通知され、報告しなければなりません。通常は1コマごとに、「verification code」という数字が1ずつずれて公表され、「1234」の次は「1235」「1236」のようになることが多いのですが、時々「1234」の次が「2458」などのように規則性がない設定もあり、各研修を確実にこなさないと認定医の更新ができないようになっていて、不規則な設定が発表されると、そのたびに会場にどよめきが起きていたものでした。このように出席確認の厳しさでは、他の世界中のどの学会よりも厳しく管理されており、学生時代の東京医科歯科大学歯学部の講義の出席カードを思い出しました。当時は教官側と学生側で講義の出席の抜け道を探すべく、双方の間で、学生側は出席カードの偽造やら、教官側は偽造防止のためにカラーカードの導入や、鉄道のハサミを入れる細工をしたり、という教官側と学生側の間に虚々実々の様々な駆け引きがありました。東京医科歯科大学歯学部の学生側も、1回の試験で1/3近くが不合格になる厳しい試験を100個近くクリアーしないと卒業できないので、出席は卒業のためにも必須条件であり、厳しい試験でしたが、ICOI(国際インプラント学会)の出席の管理方法は、その学生時代の厳しさを思い出させるものでした。
インプラント関連の世界では、最先端の情報発信に優れ、なおかつ厳しい研修システムが課されており、インプラント専門医の間では専門性と信頼性が非常に高い学会です。
https://kokusai-implant.jp/meibo/tokyo.html
ISOI(国際口腔インプラント学会)
本部はドイツにあります。ドイツにはなぜか、行ったことがありませんが、隣国のスイス、フランス、ベルギーにはよく行きました。多くのインプラントの研修が国内で実施されるため便利です。元来は近代医学の発祥の地とされており、私の学生時代は東京医科歯科大学歯学部でも、ドイツ語は教養部で学んだものです。その後歯科医学においては、ドイツは、コーヌスクローネなど、歯冠修復技術においては、メカニカルな構造における卓越した技術の強みを生かして、歯科医学界をリードしてきたように思いますが、インプラントにおいてはどうしても影が薄い印象があります。しかし地理的に、隣国のスイス、あるいはイタリアなどから歯科インプラントの最先端の知識技術が流入しやすく、今後に大いに期待しています。
https://www.facebook.com/groups/961369223944011/
顎咬合学会
本部は日本ですので研修には大変便利です、歯科インプラントのみならず、咬合、修復、歯周病、審美、根管治療、矯正など総合的な研修が受けられる、オールラウンドな学会で、主にアメリカ西海岸のUCLAなどの高度先進医療を研究している大学病院等の知見が伝わるのが早く、国内の学会に比べて、より歯科臨床において、日々の歯科治療に役に立つ、高度な治療技術の研鑽に強みがある学会です。初台の内藤歯科の歯科衛生士のスタッフも、いままでにも何名も認定試験に合格しいて、顎咬合学会認定歯科衛生士となっており、初台の内藤歯科院長も含め、毎年研修を受けていて、最新の情報と技術を学び続けています。